何かをする時に自分が最近特に意識している2つのことをお話しようと思います。
昨年からの決定的な出会い、そして周りの環境が徐々に収束し現実化している中でとても重要なことだと自覚しています。
まず何かをするにあたり、”何処でするのか”、つまり”場”はとても重要です。
地理的な意味でも、自分のポジションという意味でも。
そしてそれ以上に大切なのが”誰とするのか”ということ。
今まで「ジャンベを教えてほしい」という要望をたまに受けていたのですが断ってきました。
数はまだ多くはないかもしれませんが自分の他にジャンベを教えられるアフリカ人や日本人の良い先生がいるから。
また、定期的に教えるとなると責任が発生し演奏に支障が出るかもしれないとも思っていました。
実際に先生業が忙しくなり、音楽家として磨き深めていく時間を取れず伸び悩んでいる人を見てきました。
「自分は教室は持たずプレイヤーとしてだけでやっていく。」、「教える側になるのなら、現役プレイヤーを引退してからする。」そう断言する音楽家の友人たちもいます。
うん、なるほど。
音楽の先生業とプレイヤー業は違うポジション。
発表会で先生が生徒さんたちより目立ち、主役になってしまっている人も見かけます。
それぞれのやり方があっていいとは思いますが、生徒さんがより輝けることをミッションの目的とすべきです。
というわけでジャンベの先生業は僕のポジションではないと思い断ってきました。
しかし昨年2017年の5月、本瀧寺のイベントで同じステージでパフォーマンスしていたシンガーSunnyとの出会いで変わります。
過去ブログ「お寺マルシェ@能勢妙見山本瀧寺でした」
演奏終了後、
「ジャンベを教えてほしい。」
と伝えられた時、
”この人なら一緒にできる”と感じました。
昨年の夏以来、ほぼ毎月ペースで少人数制のリズムワークショップをSunnyが主催してくれています。
テクニカルなスキルを探求する教室ではなく、リズムを通して意識が変容していくのを他人を共有できる場を作りたい。
音楽パフォーマンス中や、ジャンベのワークショップ中、太鼓を叩き続けることで自分が体感したあの感覚を参加者にも体感してほしい、
先生というより、およそ90分間のワークで意識と無意識、思考を止め心と身体の音が聴こえてくるゾーンまで導く水先案内人になろうと思いました。
”誰とやるか”、”何処でやるか”がクリアになった時、”どうやるのか”は後から考えれば良い。自然と周りにヒントが転がっていることに気づきます。
良い人、良い場で動いているので、ワークに集まってくる人たちも波長が合う人ばかり。
最終的に3つのリズムパートに分かれて1つのグルーヴを創るのですが、そこに”間違い”や”ミス”はありません。
実験の場なのです。
自分もいろいろと実験をさせてもらっています。
これからも”何処でするのか”、”誰とするのか”をしっかり心と身体に聴いていこうと思います。
Sunny主催の次回のリズムワークショップの詳細はこちら、
2018/4/15(日)| 能勢 照乃ゐゑ | Kackey@dabigtreeリズムワークショップ
Djembe&vocal
Kackey@dabigtree
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