昨夜20：45、打ち合わせが終わり、リハーサルのため阪急武庫之荘駅から神戸三宮行きの電車に乗った。
しばらくしても電車が動かない。
ホームを見ると隣の車両を見る人だかり。
目線を送ると目の上から軽く出血している男性が車内に立っていた。
やがて駅員がその男性と、もう一人の男性をホームに連れて行った。
その男性もやはり頭から軽く出血している。
激しく口論しているようには見えなかった。

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己の内的な有り様が、時に外部の現象として現れる。

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それは自分や身内のケガや病気として現れたり。
街往く人、動物、事象で表現されたりする。
心が何かに葛藤している時、それに気づないフリをしていると本当に自分の心の声が聴こえなくなる。
次第に情動は積み重なり、外部へ投影する。
”許せない”、”不快だ”、”怖い”、”悲しい”、”裏切られた”、と誰かに感じたら。
それは自分の心を内観することへの警告とも呼べるし、ギフトとも呼べる。

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頭から出血している二人の男性。
その間に立つ駅員。
立ち去る人々。
そしてそのシーンはゆっくり過去へと流れていき暗闇へ消えた。

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