在庫は生モノ・宿敵デッドストックとの戦い

またお前と戦うことになるとはな、

デッドストック。

ハードでロックなカフェに仕官していたのは10年前。

一人でも戦術をあやまれば瞬時に全軍壊滅の危機に陥る。

「艦長!電子レンジ一号機沈黙ぅぅう!!
マイクロ波、出ません!!!」

「2号機に火力を集中せよ!」

「船長ぉおおお! トースターの駆動系がやられたよぉぉぉ!」

「斜め45℃の角度でぇぇぇ!!!

「ぐふっ! 副長ぉ、、、だめだ、、、、サラマンダーでやられちまった、、、、」

「バカヤロウ! 死ぬなぁぁぁぁ!!!!!」

戦火(石焼チャコール)の影響で40℃〜60℃(MAXは温度計エラー表示になるので知らん)になる戦場。

朝7時から戦闘準備し、ランチ戦争をなんとか生き抜き、負傷者をケアしながら息つく間もなく仕込み戦争へ。

仕込みの大局を見つつ実働部隊に戦地を任せ、天の時、地の利を読み発注作業に移る。

「食材は新鮮なうちに全て使い切り、かつ絶対絶対絶対品切れを起したらダメなんだからね!」という上層部からのドSな指令。

調理するか調理されるかの日々だった。
今回は食べ物じゃないけど、どんな在庫も生モノ。


いざ開戦。