歴史を知る。隠された真実を見極めようと情報を集める。
主体性を持って勉強することは良いことだけれども、その前に習得しなきゃいけないスキルがある。
本当は小学生から身につけるべきもので、日本人はそれを習得する教育を受けていない。
それは、、、
情報を読み解くスキル
情報を発信するスキル
それは”意見”?
それは”事実”?
“意見”が集まり、いつの間にか”事実”になっていないかい?
〜〜『レポートの組み立て方』〜〜
木下是雄
p43
事実と意見とを異質のものとして感じ分ける感覚をこどもの時から心の奥底に培っておくことが何より大切である。
この感覚がにぶい人はたやすくデマにまどわされる。
〜〜『理科系の作文技術』〜〜
木下是雄
事実と意見の区別
意見と事実をすりかえてはならない。
論理の組み立てがグラグラになってしまい、不当な結論が導き出されることに繋がる。
米国では以下の教育が行われる。
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米国で小学校五年生用に編集されたPatterns of Language より
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- ジョージ・ワシントンは米国の最も偉大な大統領であった。
- ジョージ・ワシントンは米国の初代の大統領であった。
どちらの文が事実の記述か?
もう一つの文に述べてあるのはどんな意見か?
意見と事実はどうちがうか?
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小学校四年生用のPatterns of Language より
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事実意見か
- この背の高いアメリカ人は世界でいちばん機敏な男でした。
- 『ハワハニの新しい学校』というあるお話の題です。
どちらが事実の記述ですか。
事実とは何でしょう。
事実と意見は違いますか。
事実と意見の例をあげてごらんなさい。
次に書いてあるのはどれが事実でどれが意見ですか。
1. 私たちアメリカ人はほかの国の人より機敏です。
2. このお話によると、ジョゼフは小屋に住んでいました。
3. 私たちご読んだのはすばらしいお話でした。
4. この島の土着民は争いを好まぬおとなしい人たちでした。
5. 彼らの国のことばはおかしなことばです。
事実: 証拠をあげて裏付け可能なもの。
意見: 何事かについてある人が下す判断。
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大学のイングリッシュ・コンポジションの教科書より
“スミスの犬は羊を殺す(羊を殺す犬だ)。”
は判断であり、
“わたしはスミスの犬が一匹の羊を殺すのを見た。”
が事実の記述である。
また、
“大学のフットボールは衰微しつつある。”
は判断であって、
“多くの大きな大学では、フットボール・チームの経費が入場料収入を上回る早さで増加しつつある。”
は事実の記述であるといえる。
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事実とは、意見とは
事実: 評価は真か偽かのどちらか。
二価- two-valued。
意見: 評価は複数並立する。
多価- multi-valird。
木下是雄さん、分かりやすい本を書いてくれています(意見)。
ぜひどうぞ。
https://kackey.jimdo.com
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