沖縄・久茂地にある、ゆかるひでアイヌに関わる映画が上映されると道子さんのインスタで知ったのは沖縄へ行く1週間ほど前。
自分は大阪生まれの大阪育ち。
アイヌの人から見ると”和人”、
沖縄の人から見ると”やまとんちゅ”にあたるようだ。
生まれてからずっと近くにあった岡本太郎さんがおったてた地元・吹田の太陽の塔から、縄文的なもの、沖縄的なもの、アイヌ的なものを感じていた。
3年前に北海道のアイヌコタン、オンネトー、神の子池、知床を周り、カムイの息吹に触れた。
私は音で沖縄、アイヌを辿るだろう。
その旅はまだはじまったばかり。
沖縄でこの映画を観れてよかったよ。
自分のルーツを隠して生きないといけない、そんな世界はひどく窮屈だ。
隠して生きていかないといけない時代があった。
伝えて表現しつづけた人がいた。
とてもクールな紋様、生活、生き方、音楽、ダンスを受け継ぎ守った人がいた。
この映画は女性として、母として、アイヌとして生きている宇梶静江さんのお話。
ありがとう。
もっと多くの人がこの映画を観たらよいな。
次の世代に伝えるためには多分、音が必要。
音楽家として縦と横を繋げてゆくのがお役目。
Earthy voice Djembe singer: Kackey@dabigtree
ーーゆかるひ道子さんよりーー
2024.10.26
那覇久茂地で8年営業していたBOOKCAFE&HALLゆかるひは年内で営業を終了いたします。
ありがたいことに、最後のゆかるひで催しがしたいと希望してくださり、ただいま駆け込み企画が多くございます。
その中でも11/1(金)、2(土)に上映されます「大地よ アイヌとして生きる」は今年の夏から計画されていたドキュメンタリー映画です。
これはアイヌ出身の宇梶静江さんの人生を北海道の自然の描写と共に紹介する映画です。
1933年北海道に生まれた宇梶静江さんは漁業や農業を生業とするアイヌの家庭で育ち、和人と結婚。
東京にて「東京ウタリ会」を設立、アイヌ出自の人々を鼓舞し続けている。
現在は北海道に戻り、自然を敬い自然と共に生きるアイヌの精神を守り広げるための拠点をつくりアイヌ学を探求中です。
映画「大地よ」の書籍版「アイヌ力よ!」の中から
宇梶静江さんのご挨拶をご紹介します。
➖差別があります。戦争もあります。うまくいかないこと、つらいことがいっぱいあります。でも、アイヌの同胞(ウタリ)、和人のみなさん、みんなで力を出して、傷つくことのない、差別されることのない、戦争のない平和な社会を、話し合ってつくっていければ、どんなにありがたいことかと思っています。
私はひたすらアイヌが好きです。朽ちていった同胞の祖先たちを供養して、土を大事にして、水を大事にして、木を大事にして生きていくからね、と伝えたい➖