お父さんは絶対必読 : 『自己愛とエゴイズム』 から ”お父さんがよく忘れること”

常に内省し、

心があやまりを認めたなら「ごめんさい。」と伝よう。

『自己愛とエゴイズム』から、ある新聞記事 (「How to win friends and influence people」1936年 ニューヨーク) を紹介します。

 


 

『お父さんがよく忘れること』

 

眠る坊やのそばに立って、お父さんが静かに呟いている。

 

「ごめんなさい。

今朝の朝御飯の時にも、日課のように私は『バターのつけすぎ。また牛乳をこぼした。行儀が悪い』と叱ったね。

 

それから私が会社に出掛けた時、君はバス停まで見送りにきてくれたが、『いってらっしゃい』と手を振りながら元気よく言ってくれる君に、『姿勢が悪い。肩をきちんとしなさい!』と私は怒った。

 

そして、友達と遊んでいた君が会社から帰ってきた私を見て、走り出してきて、『お父さん、勝ったよ!』と喜んで報告してくれた時、『君、また靴下を破ったね。靴下はただじゃないよ』と私はまた説教した。

 

それから、夕食後、私が書斎で夕刊を読んでいたところ、軽くドアをノックしてくれた君に向かって、『何を、今、まったく』と面倒臭げにまた文句を言いはじめた。

 

その時君はいったん戸惑ってから、照れくさそうに走り出してきて、首を抱きしめてくれて、『お父さん、お休みなさい』と眠い微笑みでキスしてくれた。

 

その瞬間に心が急に痛くなった。

 

新聞が手から落ちて、真正面の壁を長く見つめながら、自分は悪いお父さんだったとやっとわかったのだ。

 

だから謝りにきた。

 

ごめんなさい。

 

実は私が正しかったと今も思っているが、私は一番大切なことを忘れていたのだ。

 

君がまだ子供であることがわかるための私の心の温かみが足りなかったのだ。

 

だからこれからもびしびし叱るけれども、もっと一緒にいる、一緒に遊ぶ、一緒に笑う。

 

ごめんね」

 

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『自己愛とエゴイズム』ハビエル・ガラルダから言葉を抜き出してみた

前回ブログに引き続き『自己愛とエゴイズム』から2つ抜き出し。

 


 『自己愛とエゴイズム』

ハビエル・ガラルダ
1989年6月20日初版

“現代はいわゆる「多様の時代」と同時に、「マスコミの時代」とされているだけあって、世界の至るところのさまざまな意見がいながらにして目と耳に間断なく入ってくる。

そこで、そのたくさんの意見の中から自分の味方になる説だけを選んで、都合の悪い考え方を無視するならば、なるほど隠れた我儘を肯定するのは非常に簡単な仕事になる。

本人も奥深い所ではいまだに「いけない」とわかってはいるけれども、自分に都合よく集めた意見の雑音で、良心の声を抑圧しているわけである。

自身の我儘と、上手に選んだ諸説という「砂」の下に良心のインスピレーションは葬られてしまったのである”

 

”Rバーニー先生の小さな祈りとは次のようなものである。

 

「仕方のないことに対しては落ち着きを。何とかなることに対しては勇気を。その二つを見分けることに対しては勇気を」

 

勇気のない人はたいてい状況を判断するの鈍感になり、とかく現状を維持しがちなものである。

 

落ち着きと勇気から生まれる知恵によって良心の導きがわかるような心のよい雰囲気が作られる。”


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