舞台の最初から最後まで出ずっぱりで12歳から74歳までの上村松園を演じあげた主演の竹田朋子はじめ素晴らしい役者の皆さんや能楽の皆さんを特等席で観ながら、神気、霊気が降り立つまさに幽玄の舞台でした。
「あんたは女や、
そして画家や。」by楊貴妃
女性として、画家として明治・大正・昭和を生きた美人画の大家、上村松園の評伝劇。
女性の社会進出に追い風まっただなか、看護師として勤め上げた母を持つ身として、大変感慨深い作品でした。
演出家・寺田夢酔さん、そして演劇集団よろずやのみなさん、公演延期が決まって耐え忍ぶ一年だったと思います。
よくぞ耐えてくれました。
コロナ禍で稽古も制限ある中、素晴らしい結束の座組。
改めてこの作品に出演できたことを誇りに思います。
音楽をなんとか続けていて良かった。
オンラインでアーカイブ動画を観ることができます。
“演劇集団よろずや”で検索して観ていただけたら幸い。
僕たちがあちらの世界に行ってもこの作品は残ります。
ごっつぁんでした。
上村松園さん、あなたの残した絵が、ぼくたちを繋いでくれましたよ。
ありがとうございました。
音方、ジャンベ、Kackey@dabigtree
「まるで霞を食べ、霞を衣として生きている仙人のような生活をしている」と、師である竹内栖鳳に例えられたことから、名付けてもらった画室「棲霞軒」にこもって、ひたすら絵を描き続けた女流日本画家、上村松園の12歳から74歳までの画業人生を、家族や、師弟、画題に取り上げた歴史上の人物や物語の登場人物との心の交流を通して描く。
演劇集団よろずやHPhttp://yorozuya1996.com/
Kackey@dabigtree